一口に介護食と言っても、要介護者に合わせて柔らかさやとろみを調節する必要があります。
歯で噛める人もいれば歯茎や舌で潰すしかない人もいますし、噛む動作自体が出来る人とむずかしい人もいます。
さらに嚥下障害の有無によっても、調理内容を変える必要が出てきます。
基本的には、噛める具合によって柔らかくした食事からきざみ食、ミキサー食までの段階を合わせて、嚥下の状態によってとろみ具合を調整すると良いようです。
噛む運動を維持するするためにも、容易にミキサー食へ切り替えるのではなく、安全に食べられる範囲で最適な種類を選ぶようにすると良いようです。
どうしても食事時間が長くなってしまうこともありますが、食べる楽しみを持たせることはとても大切なことです。
平成14年に、日本介護食品協議会が「ユニバーサルデザインフード」を設定しました。
これはきざみ食など種類ごとに区分して、介護食をわかりやすくしたものです。この区分を見るだけで、対象となる要介護者に合わせた食事かどうかを判断できるようになっています。
まず柔らかさによって、区分されます。
区分1は噛みやすいように柔らかくした食事に該当し、区分4になるほど柔らかくなっています。また、それぞれにとろみ具合が2段階あり、飲みやすいようにとろみを調節できる区分と、ゼリー状にした区分に分かれています。
このユニバーサルデザインフードによって、どの状態の食事が最適なのか目安になると同時に、調理具合を伝えやすく選びやすくなりました。