食べやすい介護食をつくるには、どのようなことに気を付ければよいのでしょうか?
これから取り組むという方は不安も多いと思います。我が家も始めは暗中模索しながら、1食つくるごとに感想を聞いて工夫を加えていきました。
食べる側の状態に合わせて、最適な柔らかさや大きさにする必要はありますが、基本の心得と調理方法は同じです。
まず、食材は健常者と同じように多くの品目を揃えるようにします。どうしても調理しやすい食品に偏ってしまいがちなので、栄養のバランスを考えることが必要です。
特に高齢者になるほど肉類を減らしてしまうと言われています。高齢者でもタンパク質は欠かせない栄養素ですから、お肉、玉子、大豆製品を加えると良いですね。
調理方法は、食材のタイプによっていくつかの方法があります。例えば野菜でも、固い野菜と柔らかい野菜では煮込んでも柔らかくなる時間はかなり違います。
ニンジンなどは細かく刻んでおいても芯が残ってしまいますが、輪切りのままレンジ加熱を加えておけば簡単に柔らかくすることができます。最近はレンジ調理が人気を集めているおかげで、専用の容器も容易に入手できるようになりました。
お肉類は煮込んだりミンチにし、お魚は煮魚にしてからほぐすと食べやすくなります。水分の多い汁物類はとろみを付けると飲みやすくなります。
なお、パンなどパサついているものと、海苔のように口の中につきやすいものは注意が必要です。
しかし介護食は、手作りで毎日作り続けるのはとても大変です。最近は市販の介護食も増えてきており、これらを上手に組み合わせると取り入れる負担もぐっと軽くなります。
はじめは抵抗感をがあるかもしれませんが、製法の向上でとてもおいしい製品が多くなっています。中には手間を考えると、家庭でつくるよりおいしいと思える製品もあるくらいです。
現在は、特に安全性が求められる赤ちゃん向けの離乳食でも75%以上の人が市販のものを使っていると言われいます。同様に市販介護食の市場も急成長しているそうです。曜日を決めて利用したり、毎日の一品に加えたりすることで上手に取り入れられると思います。